KUNISHIMA  マンドリン No.6     1958年製

KUNISHIMA-No.6-1958年 

マンドリン修理明細

 下記 修理致しました。

修理部位・交換部品

数量

 

Back リブ割れ修理

一式

 

 

 

 

ナット交弦間隔修正、弦高調整

一式

 

 

 

 

ブリッジ修正、弦高調整、オクターブ調整

一式

 

 

 

 

チューナ点検・整備 (分解・回転調整・注油 )

一式

 

 

 

 

弦交換 (3,4 () )、傷タッチアップ

一式

 

 

小 計

 

 

 

 

% 値引き

 

 

 

 

 

 

合 計

 

 

修理内容補足説明
(1)      弦高調整値・ブリッジ位置調整 (オクターブ調整)            単位 : mm


No.

ナット弦高調整

(#1フレット弦高)

ブリッジ弦高調整
(#12
フレット弦高)

ブリッジ位置調整
(
ナット to ブリッジ弦長)

元の状態

調整後

元の状態

調整後

元の状態

調整後

#1

0.6

0.25

2.4

1.8

336.5

337.0

#2

0.6

0.25

2.3

1.8

336.5

338.5

#3

0.45

0.3

2.1

2.0

336.5

338.0

#4

0.45

0.4

2.3

2.0

336.5

339.0

(2)     Back リブ割れの修理部は、僅かの段差は残りましたが、接着力は十分な強度になっていますので再び割れることはないと思います。

(3)     ナット・ブリッジの調整で弦高を低く調整しましたので、大変弾きやすくなったと思います。

    また、チューナー(糸巻き)の点検・整備で楽に回せるようになり、チューニングも正確に出来るようになったと思います。

(4)     KUNISHIMA マンドリンの中でも最上位のビンテージに属する楽器です。  音もきれいな楽器ですので、大事に使っていってください。


画像をクリッリすると大きくご覧いただけます。




ナット Before

 弦間隔が不揃い、弦高高い





ナット After

 
弦間隔の修正と、弦高を低くしました。



Bridge ; Before

 弦高は極端に高くない状態ですが、オクターブ調整も含めて追加工することとしました。



Bridge ; Before

 鉛筆マーク程度低く追加工してあります。


 
Bridge ; After

 弦高を低くし、オクターブ調整も実施。

 ブリッジ位置が、表板のポジションマークとずれているように見えますが、実際はこの程度ずらさないと正確なピッチの音程にならないのです。 ポジションマークは、凡その目印程度の物と考えた方が良いでしょう。


Rib glue ; After

 床に置いておいて、転がってしまい、リブが割れてしまった・・・・・

・・・とか。


Rib glue ; After


 大変な修理となりましたが、何とか、遠目には分からない程度に接着修復できました。

 ご覧ください


Gear Tuner ; Afte
r

 分解・回転調整・注油を行い、チューニングも楽に・正確に出来るようになりました。



  カラーチェをしのばせる優しい楽器に復元できました。  

 音もきれいなビンテージ楽器ですので、大事に使っていってくださいね。

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工房ミネハラ
Mineo Harada

Updated:2023/3/26