SUZUKI No.228  1972

SUZUKI  No.228   1972

マンドリン修理明細

 下記 修理致しました。

修理部位・交換部品

数量

 

ブリッジ弦高調整、オクターブ調整

一式

 

 

 

ナット修正・弦高調整

一式

 

 

 

糸巻き 回転調整・注油

一式

 

 

 

フレット高さ修正 (4 #2フレット)、フレット研磨、 指板清掃

一式

 

 

 

合 計

 

 修理内容補足説明
(1)      弦高調整値・ブリッジ位置調整 (オクターブ調整)            単位 : mm


No.

ナット弦高調整
(#1
フレット弦高)

ブリッジ弦高調整
(#12
フレット弦高)

ブリッジオクターブ調整
(
ナット to ブリッジ弦長)

元の状態

調整後

元の状態

調整後

元の状態

調整後

#1

0.25

0.30

3.0

2.0

340.5

338.0

#2

0.50

0.30

3.1

2.0

340.5

339.5

#3

0.50

0.35

3.2

2.1

340.8

339.0

#4

0.80

0.45

3.5

2.1

341.0

339.5

(2)     製作されてから50年以上経っている楽器ですので、多少の狂いは出ていましたが、再調整可能な状態と判断しました。
    弦の高さが高く押さえ難い状態は、楽器の狂いに加え、多分、初めから正常な調整がなされなかったものです。
    特に、#4(G)の弦高が極端に高かかったのは、第二フレットが浮き上がっていて、そのため弦高を低く設定できてなかったことなどが原因でした。
    フレット高さを修正し、全体的に可能な限り弦高を低くする調整をしましたので、弾きやすさは大きく改善したと思います。

(3)     一つ残念なのは、チューナー(糸巻き) の回転が固く、スムーズな調弦がやりにくいことです。 
    回転を滑らかにする調整と注油をしましたので、多少改善したと思いますが、出来れば、糸巻き自身を最新のパーツに交換することをお勧します。
    年代とともに、現在は糸巻きの規格が変わってきているため、50年くらい前のこのパーツと互換性のある品物は一種類しかありません。
    在庫はあります。  交換費用は、部品代込み
\**,***円となります。


画像をクリッリすると大きくご覧いただけます。



ブリッジ Before         ブリッジ
 
高さ調整後


ブリッジ After

 弦高調整とオクターブ調整を行いました。



ナット Before   

 




ナット After

 弦高調整



糸巻き 分解・調整



糸巻き 分解・調整



After



After

フロントページに戻る

お気軽にお問い合わせ下さい。

 Order Form 問い合わせフォーム 

menu.gif (338 バイト)


工房ミネハラ
Mineo Harada

Updated:2023/3/27