What is Harp

アイリッシュハープ

　ハープは、おそらく最古の弦楽器です。美しい音、優雅な審美的フォームは、長い間多くの人々を誘惑し続けてきました。そして、今日でさえ、その魅惑は、生き続けております。

　現在知られる形のハープは、アイルランドやスコットランドにおいて９世紀頃に誕生したとされています。これらの早期のハープには、金属弦が使われ、サウンドボックスは 1本の丸太をくり貫いたものが使用されていました。1000〜1750年の時代には、ハープがケルト人の音楽の中心的存在でした。そして、この少し後、小さなハープにはガット弦が使用されるようになり、ヨーロッパの宮廷で盛んに演奏されるようになりました。あの、ストラディバリもハープを製作しています(下写真)。　

　この当時のハープが発展し、今日オーケストラで使用されるペダルハープになり、また、アイリッシュハープとして復活し、手軽に広く楽しまれるようになりました。今日このアイリッシュハープでは、古典音楽、民族音楽、ルネサンス音楽、ポピュラー、そして、オリジナル音楽など幅広く演奏されています。

　アイリッシュハープ (ケルトハープ、レバーハープ、ノンペダルハープ、フォークハープなどとも呼ばれます ) は、ピアノの白鍵のド・レ・ミの様な全音階的に調律されます。弦は演奏をし易くするためにカラーコード化され、Cは赤く、そして、Fは青、もしくは黒い弦が使用されます。各弦には音程を半音上げるためのシャーピングレバーが付けられています。これにより、全音階のハープを完全半音階の楽器に変身させる事ができますので、演奏の巾を大きく広げる事が出来ます。

　工房ミネハラでは、米国Musicmaker's Kit's社と提携して、年齢を超えてハープ演奏を楽しんで頂けるように、魅惑的な・憧れのハープを皆様のお手元にお届け出来る事をモットーとして居ります。沢山の教則本や楽譜も揃っておりますので、ハープの演奏をマスターすることも出来ます。

　今までの音楽の経験は特に必要では有りません。初めての方でもハープは優しく・楽しく響きます。あなたの手を弦に走らせて下さい。きっと美しいトーンに出会えます。　手作りの素晴らしさも満喫して頂けます。

ペダルハープ

　美しく塗装や装飾されたカエデの木材で製作されています。中には金箔で装飾されている物も有ります。コンサート用グランドハープでは、高さ１８０ｃｍ、重量は約４０ｋｇ程度有ります。弦は４７弦有り、７オクターブの音域が有ります。セミグランドハープはそれより少し小型ですが、４６又は４７弦有ります。弦の張り方はレバーハープと同じく、ピアノの白鍵のド・レ・ミの様な全音階的に調律されます。弦は演奏をし易くするためにカラーコード化され、Cは赤く、そして、Fは青、もしくは黒い弦が使用されます。

　大きな違いは、ハープ奏者の足によって動かされる 7っのペダルがあります。スケール上の７っの音階の各々のためのそれぞれのペダルが有ります。ペダルのうちの ３っは左足で、４っは右足によって操作されます。

　各ペダルは、ハープのベースに有るノッチとスプリングによって保持される３っのポションがあります。ペダルはハープのネックにあるディスクを動かし、弦の振動の長さを変えて、シャープ、ナチュラル、フラットの音程を出します。

　例えば、ハープの右端のペダルは、「 A 」ペダルですが、このペダルがその３っのノッチの最も高いものにあるとき、全ての「 A 」ストリングは、「 Aフラット 」の音程となります。このペダルをその中間のノッチに動かすと、全ての「 A 」ストリングの振動の長さが短くなり、全ての「 A 」ストリングは「 Ａナチュラル 」の音程となります。このペダルを最も低いノッチに動かすと、弦の長さは更に短くされ、全ての「 A 」ストリングは「 Aシャープ 」の音程になります。ペダルを使うことによってハープ奏者は完全な半音階の演奏が可能となります。