ご存知ですか 楽器の音色は、目で見えるのです

Kreuzinger Cello
Made in Germany
まずは、お聴きください
(演奏の腕の良し悪しは、お許し願います)

を クリック して、音のファイルをダウンロードし、Windows
Media Player
などでお聴きください
(MP3 File_size=256KB bitrate=96kbit/sec
Sample_rate=44.1KHz Mono)

Windows Media Player
ただし、CD並の高音質の音でも、単に聴いただけでは、どの程度良い楽器 なのかを判断するのは難しいものです。 そこで、工房ミネハラ は、皆様に、「目で見る 楽器のサウンド」 をお届けいたします。
目で見る 音のカタログ

とは、どういう物でしょうか
楽器の音に含まれている、音の周波数レンジ について
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左のような図表をご覧になった事は多いと思います。
これは、オーケストラなどで使われる楽器の、音の周波数レンジを示した例です。
一番下の、チェロの場合、A線弦の真中の (A)の振動数は、440Hz(ヘルツ)です。
しかし、左の図では、チェロの楽音の範囲は、10,000Hz(ヘルツ)程度まで伸びています。
これは、演奏している音に対して、楽器が良く反応して、倍音が良く出でいるためです。
良い楽器の音色は、この倍音の出かたに大きく左右されます。 |
楽器の音の 倍音とは 何でしょうか
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左の図の一番上は、バイオリンを演奏した時に出る音の波形を示したものです。
何故、こんなにギザギザしているのでしょうか?
このギザギザが、実は、良い音の秘密なのです。
基本音と言うのは、実際に弦を押さえて弾いている音程の音の周波数です。
第2倍音と言うのは、基本音の2倍の周波数の音も同時に出ています。この楽器の例では、第2倍音の振幅が大きく出でいますので、第2倍音の音の強さが大きいと言うことです。
同じように、第3倍音と言うのは、3倍の周波数の音も出ていると言うことです。
この例の場合は、第12倍音程度の高い音まで、良く出でいると言うことになります。
良い楽器程、高い倍音がバランス良く出ます。 |
倍音とは、どんな効き目 があるのでしょうか?
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上の図は、基音(基本音)と倍音の音程の関係を示したものです。
基音(基本音)が、(C)の場合、
2倍音は、(C)
3倍音は、(G)
4倍音は、(C)
5倍音は、(E)
6倍音は、(G)
7倍音は、(B♭)
8倍音は、(C)
9倍音は、(D)
10倍音は、(E) となります。 これでお分かりと思いますが、倍音は、ド(C)・ミ(E)・ソ(G)と言う音程を作りますので、和音として快く響きあうのです。
良い楽器と言うのは、やはり、高い倍音がバランス良く出る楽器といえます。 |
倍音を、目で見てみましょう
Kreuzinger
Cello を実際に演奏して、その音をデジタル録音し、音の波形を解析できるソフトにかけますと、音の波形や倍音の様子を 「目で見る」 事が出来ます。
音の波形解析ソフトでの表示は、音と波形のリアルタイム画像となりますが、これをそのままMPEG動画などでお届けするには、ファイルサイズが大きすぎ、現時点ではまだ時期尚早ですので、工房ミネハラ では、現在の技術レベルでも無理なく情報をお届けするために、瞬間瞬間に画像を止めて静止画キャプチャーした情報をお届けいたします。

Windows Media
Audio (ASF形式) (250KB)
この例は Montagnana
Model Cello Carbon-Fiber Endpin
(カーボンファイバースパイク使用) のリアルタイム動画です。
ご興味の有る方は、上の画面をクリックし、
ダウンロードしてご覧下さい。
静止画キャプチャー情報でご覧下さい

これは、演奏時間 約22秒間の音の波形(音の強さ) を示したものです。
(音の強さ は、右端のボリュームをスライドさせて下さい)
下の波形は、上の波形のカーソルの有るところの音 (A)(振動数 110Hz) の部分の拡大です。 0.1秒間に、波形の数が 11ケ有りますので、この波形からも、(A)の音という事が分かります。

Kreuzinger
Cello の音声波形も、矢張りこんなにギザギザでした。 これは、倍音が多く含まれていることを表しています。
それでは、その音に、倍音がどの程度含まれているのかを、音のスペクトルで見てみましょう。
それには、FFTアナライザー と言う方法を使います。
少し、難しい話になりますので、解説は避けますが、 (A)(振動数 110Hz)を弾いている時に、どの周波数の倍音が、どの程度の強さで出ているかを測定する方法です。
その結果が、下の画像です。

波形の一番左の山が、基本音110Hz。 二番目の山が、第2倍音で、この周波数は220Hzです。 三番目の山は、第3倍音。 四番目の山は、第4倍音。 ・・・以下同様です。
第8倍音まで、倍音が良く出でいることが分かりました。
それでは、その他の音を弾いたときの、音のスペクトル も見てみましょう。
下の楽譜の音符をクリックすると、各音程の時の、音のスペクトル が表示されます。
これは、音の波形を解析できるソフト で、一つ一つの音に対して、画像を止めてキャプチャーしたものです。
Pleas Click the individual
note to see each Wave Analysis.
音のスペクトル は チェロの音を聴きながら、連続アニメーション でもご覧いただけます
下の画像の上にマウスポインターを乗せると、画像のアニメーションがスタートします。
(画像のアニメーションを止める時は、マウスを画像から外に出して下さい) 画像をクリックすると、ページのトップにいってしまいますので、クリックはしないで下さい。
Kreuzinger Cello 音のスペクトル 連続アニメーション

Please Click Start Button and Place your mouse
quickly on the Spectrum Photo to see
Animation.
Kureuzinger
Cello は、
倍音が高い音まで、バランス良く出る、良く鳴る楽器 だ
という事がお分かり頂けたと思います
如何でしょうか
目で見る 音のカタログ

では、皆様の楽器選びのご参考にして頂けるよう、このような 目で見る 音のカタログ を逐次増やして参ります。
ご期待下さい。
クリャー
でお聴き頂くための
工房ミネハラ
 
をご紹介します
こちらをご覧下さい
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工房ミネハラ
Mineo Harada
Updated:2002/9/3
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