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アルペッジョ
演奏実習
■ Silent Night きよしこの夜 ハ長調の演奏
ハ長調 (Cメージャースケール;C major scale)
和音記号 T U V W X Y Z
和音名 主和音 上主和音 上中和音 下属和音 属和音
下中和音 導和音
コードネーム
C Dm
Em F G
Am G7
コードバー 上
上 → コードバー 中 中 ← コードバー 下 下 → 上のコードバーポジションを参考にして、下の譜面を弾いてみてください。
Silent Night 3
実際の演奏例をお聴きください。
演奏方法解説譜面の上段が旋律(メロディ)、下段がコードバーを押して奏でるコード(Chord)パートになっています。 コード(Chord)パートは音符では表記してありませんが、右手で何本かの弦を弾いてコードを演奏します。
1小節目は右手でメロディを弾きます。 2小節目の頭の音は、Cのコード(ド、ミ、ソ)の音と同じなので、 コードバー上 を押した状態でメロディのミを弾いたあと、2拍目で、右手で何本かの弦を弾きます。 すると、C のコードが弾けます。
3小節目、4小節目はこれと同じことを繰り返します。
5小節目や6小節目はコードがG に変わります。 コードバー下 を押した状態で、メロディのレやシを弾きます。 弾く弦は、メロディの音より下の音からメロディの音が一番上になるように弾くと、メロディの音が浮き立って聞こえます。 以下、9小節目までは、コードは変わりますが、これと同じように弾きます。 引き続くメロディも同じように弾いて下さい。
10小節目や11小節目、14小節目や15小節目、22小節目などの★印の付いた音は、押されているコードバーの音には無い音のため、一旦コードバーを離してから弾きます。 コードバーを離しても、弦の振動は直ぐには止まりませんので、その小節を弾いている間、コードの余韻が響いています。
14小節目の Am のコードは、 本来は F ですが、好みで、 Am としています。 どちらを使っても構いません。 Am のコードを弾く場合は、 コードバー下 を手前にシフトしたあとで、コードバーを押します。
コードバー下 は、5小節目で使ったように、元々はG のコードでしたが、全ての音が一音高くなった Am のコードが演奏出来ます。
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などの コードバーのシフト操作 は、
必ず コードバーを押す前 に行います。 コードバーを押した状態でシフト操作は行えません。 無理にシフト操作を行うと、コードバーに付いているフェルトを傷つけてしまう場合がありますので注意して下さい。如何でしたか
こんな簡単に Silent Night きよしこの夜 が、すごく綺麗に弾けたとおもいます。
普通のハープではそうは行きませんが、これなら、ハープを手にしたその日から弾けるとおもいます。
右手の旋律の演奏が慣れてきたら、旋律を単音でなく、3度や6度の重音で演奏すると、更にハープらしいメロディー演奏が出来ます。
Silent Night 2
実際の演奏例をお聴きください。
挿入するコードは、Silent Night 3 のコードでも構いません。
■ The Minstrel Boy Irish Song ハ長調の演奏
吟遊青年は、戦に去ってしまった・・・肉体は引裂かれても・・・
いつか、魂は戻るでしょう・・・
その時 青年のハープは平和を奏でる・・・
「戦いは終わらねばならぬ」・・・ と
唄われる
アイリッシュの定番曲 The Minstrel Boy こんな曲も、簡単に弾けます。
Minstrel Boy
演奏例をお聴き になって、自由に演奏してください。
この演奏例では、旋律(メロディー)を演奏する時に、同時にコードバーを押さえて、旋律の中に和音を織り込んでおります。
ヘンデル作曲 オペラ「クセルクセス」の中で歌われる 「オンブラ・マイ・フ(懐かしい木陰よ)」
オーケストラ曲として、「ヘンデルのラルゴ」として親しまれています。 ハープでの演奏は、有るか無いかよくわかりません。この曲の演奏では、曲の途中で、転調のコードが入りますので、シャーピングレバーやコードバーの操作に慣れてきたら、弾いてみて下さい。
夜、一人 静かに弾いてみるには、心和む旋律だとおもいます。
■ Home, Sweet Home 埴生の宿 ハ長調の演奏
誰でも、一度は口ずさんだことのある、懐かしい旋律・・・。
イギリスの作曲家、Henry Rowley Bishop (1786-1855) が作曲した歌曲。
アメリカの俳優、劇作家であるペイン John Howard Payne (1791-1852) が作詞した。
Home, Sweet Home
演奏例をお聴き になって、自由に演奏してください。
この演奏例では、glissando (グリッサンド) を入れてみました。 グリッサンドは、ハープの得意中の得意・・・。
開放弦のまま、弦を下から上に弾けば演奏出来ますよね。
さっちゃん ぞうさん 大きな栗の木下で
どこのご家庭でも、お子さんやお孫さんがいれば、必ず、一緒に口ずさむ歌ですよね。
さっちゃん ぞうさん 大きな栗の木下で
演奏例をお聴き になって、自由に演奏してください。
曲の速さ・・・テンポにはあまり気にしないで良いでしょう。 自由なテンポで弾いて下さい。
コードも、色々考えられますので、オプションで取り混ぜて弾いていただければ良いでしょう。
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工房ミネハラ
Mineo Harada
Updated:2006/11/3
First Updated:2006/10/13