Welcome to Lab Minehara Website
クラシックギター (ナイロン弦ギター)


貴方には 
澄みきった、内声の豊かなハーモニーのギター  を弾いて欲しい ・・・ ?

インストールギター 事例集   User's Voice   こちらをご覧下さい

  ギター音程が正確になると・・・   音楽が変わった・・・  とのことです。

このギターを使って演奏するのは、貴方です。 工房ミネハラ は、それをお手伝い致します。



ストリングピローTM

 


ストリングピロー
 

このパーツの僅か 1mm が 貴方の音楽を変えます
 

 

オフセットサドル TM

 

 

読んで頂けば、より良くご理解いただけます

貴方のクラシックギター 音楽表現は完璧ですか  インストールなされたお客様のギターの代表例をご紹介しております。   こちら

このページをお読み頂く前に、貴方のギターを診断 して見て下さい。 ・・・こちらの方法でご確認ください。

ソロプレーヤーから、バンドやギターアンサンブルプレーヤー まで、出来るものなら、このギター、完璧にしたい・・・
とお考えの、クラシックギタープレーヤー のために、
工房ミネハラ は、 ミネハラ スーパーチューンシステムを開発しました。

 

 クラシックギターの MTS は、このような物です


ストリングピロー


サドル調整


古典から現代音楽まで・・・、ポップスからフラメンコ・・・幅広い音楽に活躍する 
クラシックギター ナイロン弦ギターは、張りが弱いので、音程は狂わない・・・ と思っておられませんか?

そうです、ナイロン弦のクラシックギター の場合、高音弦と低音弦は、比較的安定した音律が得られますが、実は、中音弦が大変、曲者です。

ハーモニーとしては、内声と言われる、所謂、和音を構成する、真ん中の音・・・それが狂っていては、矢張り、綺麗な響きは得られません。


(注) 内声とは、合唱で言えば、ソプラノ、バスの外声に対して、アルト、テナーの真ん中の音を受け持つパートです。オーケストラで言えば、第2バイオリン、ビオラなどの真ん中の音を受け持つパートです。
 

(仏)SAVAREZ 社 Twist Gut String
 クラシックギター  に、 ガット弦  が使われていた当時は、このような仕掛けはほとんど必要なかったようです。 こちらで解説していますので、ご覧下さい。

今では、 ガット弦  が使われることは、まずありません。 しかし、 現代のクラシックギター  の構造は、 ガット弦  が使われていた当時と何ら変わっていません。 そのため、 現代のクラシックギター  では安定した音律が得られ無い・・・と言う問題が残ったままになってしまったのです。 クラシックギター  に、 ガット弦  を使っていた当時でも、究極の音律を追求して、ギターを作った人もいました。 こちらでご紹介しています。
 


何故、中音弦が、曲者 なのでしょうか・・・

サドル調整の例
これは、あるメーカー製の、ナイロン弦のクラシックギター です。  第3弦のサドルの部分で弦長を補正して、正確なピッチに近づける工夫をしています。

通常、ナイロン弦のクラシックギター は、一本のサドルを使い、弦毎の調整はなされていませんので、このギターの場合は、一歩前進・・・と思います。

(注) ただし、この補正は、「弦が太いため、実質の弦長が短くなり、音程が高くなる」 ため ・・・などと、メーカーのカタログには解説されていますが、弦長が短くなるための補正ではありません。

「弦を押さえると、弦が伸ばされて、張力が増加し、音程が高くなる」 のを抑制するための必要策 なのです。
これは、大変重要なポイントで、ここが  MTS  の出発点なのです。このページを最後までお読み頂くと、ご理解いただけると思います。


それでも、まだ何か課題が残っているような感じはしませんか。

そうです、上のチューンナップでは、フレットを押さえた時に、弦の張力増加の影響で、音が僅かに上ずってしまう現象は、多少は改善できたとしても、

完全には退治できてなかったと思います。 その、最大の原因は、ナイロン弦 自身にあることを、工房ミネハラ は突き止めました。

第1フレットの寸法 を、平均律で計算 される値より、短く設定 すること、

 To Shorten the distance between the nut and the first fret is to get the true intonation  for the guitar.

これが、 音律を正しくする秘密 

この考えの原点に遡り、何故、通常のギターフレットの状態では完全に音律が合わないのか・・・更に、ナイロン弦の性質に関して、解析・実験を繰り返した結果
 が誕生しました。ギターの力学 詳しくご覧になりたい方は、ご覧下さい

 


 ナイロン弦 とは、どんな弦でしょうか・・・

クラシックギター ナイロン第6弦
左の写真は、クラシックギターの第6弦の端の部分をほどいた物です。 極 細い、ナイロンフロス floss (綿毛) と言う繊維 (フィラメント) を撚って、その上に、銀メッキした銅線を巻いた弦です。

ナイロン弦のクラシックギター では、通常、第4、5、6弦 に、このような構造の弦が使われています。

皆さん・・・、弦1本に、何本の繊維 (フィラメント) が使われているか・・・、数えたことはありますか???

工房ミネハラ は、暇に任せて、数えて見ました。 その結果は、下記のような物です。
 

もう一種類の弦は、通常、第1、2、3弦 に使われている、モノフィラメント と言って、1本のナイロン弦 です。


の、2種類の弦を調べて見ましたら、驚くべき違いがあることが分かりました。代表例として、下に2メーカーの代表的な弦のデータを示します。

YAMAHA Grand Concert String

D'Addario Pro-Arte EJ44 Extra Hard Tension

String

ゲージ
(in)

芯線

弦張力

String

ゲージ
(in)

芯線

弦張力

#1

.028

.028 in
(モノフィラメント)

#1

.0290

.0290 in
(モノフィラメント)

#2

.032

.032 in
(モノフィラメント)

#2

.0333

.0333 in
(モノフィラメント)

#3

.040

.040 in
(モノフィラメント)

#3

.0416

.0416 in
(モノフィラメント)

#4

.028

20μm ×270本
(フロス)

#4

.030

20μm ×380本
(フロス)

#5

.035

20μm ×270本
(フロス)

#5

.036

20μm ×270本
(フロス)

#6

.043

20μm ×270本
(フロス)

#6

.045

20μm ×270本
(フロス)

   

(注) 上に示したデータは、メーカーが公表しているものでは有りません。工房ミネハラ が参考値として、 計算、あるいは実測した値です。
また、
フロスの直径 20ミクロン (1ミクロンは、1/1000 mm) は、極細繊維のため、多少バラつきが測定されましたが、平均値としてこの値を使用しました。  フロスの本数は、四捨五入した値です。

ご参考までに: 私の髪の毛の太さは、70ミクロンでした。 フロスの直径 20ミクロン は、髪の毛の1/4 の太さです。


上の図の、弦張力・応力 は、計算によって求めてあります。

 ひずみ-音程 感度  は、弦が押さえつけられた時に伸ばされる量・・・これを ひずみ と言いますが、それによって、どれだけ音程が上がって 、狂ってしまうか・・・を、第1弦を基準にして表したものです。 図中の数字は、弦番号を示しています。
もし、第1弦から、第6弦までの弦高が同じ・・・と仮定した場合、第3弦の音程の上がり方 (
狂い) は、第1弦の音程の 上がり方 (狂い) より、約1.8  大きい・・・と言うこと を、このデータは示しています。

逆に、第4,5,6弦の音程の上がり方 (狂い) は、第1弦の音程の 上がり方 (狂い) より小さく、狂いは少ない と言うことです。


上の図で、一番際立つ特徴は、弦張力・応力 です。ナイロンフロス floss (綿毛) で作られている弦は、応力 100 Kg/mm*mm を超えても、切れない・・・これは、驚異的な材料です。  プラスチックを極細繊維にすると、このような強度を持つ弦が作れるのです。
弦楽器の基本・・・羊の腸の縦繊維で作られたガット弦の発想でしょうか?

因みに、「ナイロン:Nylon」とは、1930年代に、アメリカのデュポン社が発明した材料の登録商標で、今では一般名として呼ばれています。「くもの糸より細く鋼鉄より強い」・・・が謳い文句でした。

同種の材料では、ドイツのバイエル社の「ペルロン:Perlon」と言うものも、弦に使われています。

このような弦は、モノフィラメント の、1本のナイロン弦では、到底、実現出来る強さではありません。  そこに、大きな特徴があります。

 ひずみ-音程 感度  の図をご覧下さい。
弦が押さえつけられた時に伸ばされる量・・・
ひずみ に対する感度は、モノフィラメント の弦より小さく、音程の狂いが少ない・・・と言うことを示しています。

最大の問題は、
0.8−1mm程度の太い、モノフィラメント の弦に有ります。
弦張力・応力 は、比較的、小さいのに・・・何故・・・???

実は、
弦張力・応力 が小さい弦の方が、
弦が押さえつけられた時に伸ばされる量・・・
ひずみ に対する 音程の狂い は大きいのです。







 


このページの、冒頭に載せた写真の ナイロン弦クラシックギター の音程の狂い を測定して見ました。  貴方の、ナイロン弦クラシックギター は、これと比べてどうですか。(注)データのないフレットは、測定を省略してあります。

この、
ナイロン弦クラシックギター は、第3弦のみサドル調整 がなされていますが、上のデータを見る限り、
第2,3弦の音程の狂いは、他の弦より遥かに大きく、かつ、第12フレットの側の狂いが大きくなっていました。
 

クラシックギターのサドル
一本のサドルを使っているクラシックギターの場合、第4、5、6弦 は比較的、狂いがないので、サドルを傾けて補正する必要がありません。  となりますと、
モノフィラメント の弦を使う、第1、2、3弦 に対して、これ以上、弦長を長く補正することが不可能だから、第1、2、3弦 に、大きな 音程の狂い が残ってしまうのです。


それでは、どうしたら解決できるのか・・・

工房ミネハラ では、ギターは、フレットを使う弦楽器と言う、最も基本的な考えにさかのぼり、フレットを押さえた時に弦が伸ばされてしまうと言う、弦の挙動 と、その影響が、どの程度の音程の狂いとなるか知るために弦のゲージとその特性 について、徹底的な解明を行 い、解決策を研究してきました。

上にご紹介した、ひずみ-音程 感度 などは、弦のゲージとその特性 を定量的に評価する方法として、工房ミネハラ が新たに考案した手法です。

これ等の解析手法を用い、更に実際のギターでのデータを積み重ね、その結果が、 MTS として、登場いたしました。

詳しくご覧になりたい方は、こちらをご覧下さい。


 ナイロン弦ギターの MTS は、このような物です  考え方は、とてもシンプルです が、その効果は驚異的です 原理は、こち らです

ナットを第1フレットに近づけておくと、第1フレットを押さえた時に、開放弦の音程に対して、半音の上がり方が小さくなるので、弦の張力の影響で音が高くなるのを加えて、丁度良い音程の音が出せる・・・・・と言う考え方です。

第1フレットの音が合えば、その上のフレットの音も、自ずと合ってきます。全てのフレットポジションで、ミニマムな音程の狂いを得るには、ちょっと厳密な計算も必要ですが、考え方だけは、簡単にお分かり頂けると思います。  
その、ナットを第1フレットに近づけるパーツが 
 ストリングピロー  です。

 ストリングピロー   は、ナットの直ぐ脇に、弦を載せるパーツとしてセットします。

 

これにより、従来のナットから第1フレットまでの寸法が、
 ストリングピロー   の巾の分だけ、小さくなります。
第1フレットを押さえた音は、開放弦の音程に対して、正確に半音高い音に合わせる事が出来ます。
とすれば、第2、第3・・・フレットを押さえた時の音程も、
自ずと正しい音程になります。

これで、フレットを押さえても、音が僅かに上ずってしまう現象は殆ど無くなり、
ローポジションの音程は、格段に良くなります。

もちろん、サドルの調整も確実に行います。 
ギターの力学 で詳しくご紹介していますが、サドルの補正量は、 ストリングピロー   を使用しない、従来タイプで必要とする補正量から、 ストリングピロー   で補正した寸法を差し引いた寸法で良くなりますので、一本のサドルのままでも、サドルの側面を斜めに削って、丁度良い寸法に仕上げることも出来ます。 これで、ハイポジションの音程 が、格段によくなります。

これらが、究極の音律を提供する

 Minehara Super Tune System  で す。

こちらで、分かりやすく原理を解説しておりますので、ご覧下さい。

ご覧下さい


ストリングピロー搭載例


サドル調整例

この搭載例からお分かり頂けると思いますが、寸法の条件が合えば、今まで付いていたサドルをそのまま使用することも出来ます。
 ストリングピロー  は、 ギターにあわせて、最適な寸法に仕上げたものを搭載します。 ナット部やブリッジ部は、一切、特別な加工の手は入らず、新しいパーツを取り付けることのみで、 MTS は、出来上がります。これなら、貴方の愛器 Vintage Guitar にも、安心して導入して頂けると考えております。


チューンナップに使用するパーツは、この写真のようなパーツを使用します。
アコースティックギターのチューンナップでは、サドル は、1ケ1ケ 独立した物を使用しますが、
ナイロン弦クラシックギター の場合は、一本のサドルを使用 し ます。
弦長の補正の必要な弦のみ、サドルの上側面を削って、弦の載る位置を最適に調整します。 従って、今まで付いていたサドルの巾では、補正量が不足する場合は、サドルの上部の巾が広いサドルに交換します。 こちらをご覧下さい。弦の高さ (弦高)などは、今までの寸法に合わせるか、最適値に設定します。

 ストリングピロー  は、プラスチック材の Delrin(R) Micarta(R) などを使用します。

ナットを第1フレットに近づける量は、予め ダミーナット を セットアップし、フレット全域のポジションで、音律を最適に出来る寸法を確認し、最終的に上の写真のように、ナットと第1フレットの寸法が、一本、一本のギターの最適な値になる位置に、半円形状の切り込みをつけます。
弦高は、一般のナットと同じように、弦溝を付けて、最終セットアップします。
 実際のギターにセットアップするには、下図のように行います。


この図のストリングピローの形状は、原理を説明したものです。

サドル位置の補正量 ΔL (mm) が、今まで付いていたサドルの厚みで足りない場合は、 この図のような、上部の厚みを大きくした補正用 サドル を使用します。

こちらをご覧下さい。
このようなパーツを使用することにより、
ギター本体には一切加工することなく、完璧な音律補正を行うことが出来ます。

チューンナップ状況を、もう一度ご覧下さい。


ストリングピロー搭載例


サドル調整例

第1、2、3弦 のサドル位置は、 オクターブ調整 の結果、微妙に階段状にセットアップされました。
 ストリングピロー   を使用したことにより、第4、5、6弦 のサドル位置は、従来の もののままで、ピタッと合いました。
この状態で、12フレットのオクターブは、正確に1オクターブ上がり、ハーモニクスも ピッタリ 同じになりました。

 第1フレットの寸法 を、平均律で計算 される値より、短く設定 する 

と、上で説明しましたが 、このギターの場合、  ストリングピロー  で、ナットから第1フレットまでの寸法の短縮率 は、最終的に下記のようなものになりました。
 

String

ナットから第1フレット寸法の短縮率

#1

2.7%

#2

2.7%

#3

4.6%

#4

2.5%

#5

2.7%

#6

2.5%

 

このギターは、YAMAHA Grand Concert String を使っています。
 ストリングピロー   で の、ナットから第1フレットまでの寸法の短縮率 は、弦を押さえることによる弦の伸びの量  と、弦の 構造に依存する  ひずみ-音程 感度   に比例していることがお分かり頂けると思います。
 

このような関係から、弦の張力変化に影響を受け、音程がずれてしまう現象を、完璧に防ぐことが出来るようになりました。

このギターの場合、チューンナップ 前は、第 2弦で、 4-8 CENT、 第 3弦では、 5-10 CENT 程度の音程の狂いがありましたが、実際にMinehara Super Tune System  で 、チューンナップ した結果は、 下のデータの値に収まりました。

チュー ンナップ 

チュー ンナップ 


チューンナップ 前 (実測値)


チューナー のメーターの針 では、計測不可能な程度に、改善されました。(実測値)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(注) 工房ミネハラ では、Peterson VS-2 Virtual Strobe Tuner を使用して、1CENT 単位で正確に計測しています。 こちらをご覧下さい。


 あなたのギターに MTS インストールしましょう


さて、
MTS  の素晴らしさをご理解いただけたとおもいますので、皆様が、今お持ちのご自分の ナイロン弦ギター に、簡単に  MTS  をインストール出来る方法を、工房ミネハラから提案いたします。  あの、ギターの Buzz Feiten も、こんなに簡単にインストール出来る方法まではやっていませんよね。
まずは、この写真をご覧下さい。

 

これは、メーカー製、ナイロン弦クラシックギター に、 MTS  をインストールしたものです。
 



この
CGストリングピロー を、 ナットの脇に置くだけで、 MTS  をインストール出来ます。

もう少し詳しく、 MTS  のインストール方法をご説明します。


 

貴方の ナイロン弦ギター の弦を緩めて、CGストリングピロー ナットの脇に置いてみて下さい。
左の写真のように、
ナットに付いている弦の溝が、CGストリングピロー の上面より低くなっていれば、右の写真のように、弦を張った状態で、CGストリングピローを差し込んで ナットの脇まで矢印方向に押し付ければ、それでインストールは終りです。

CGストリングピロー に弦溝を付けて、弦高調整する必要は、全くありません。

CGストリングピロー の厚みを調節してありますので、弦高は自動的に 0.8mm 程度の最適値にセットされます。

もし、弦が今までのナットの溝に載っていて、CGストリングピロー の上面に載ってない場合は、 左の写真のように、こちらでご紹介しているような、細丸ヤスリ(T-47) などの、細いヤスリか、ナットファイルを使って、ナットの溝の深さを少し深くして下さい。

6本の弦とも、CGストリングピロー の上面に載り、ナットの溝は、弦が左右に動かないようなガイドの状態になれば、 これで、 MTS  のインストールは、完了です。
 詳しくは、この図をご覧下さい。
 


何故、こんな簡単な方法で良いのでしょうか。

このデータは、スケールレングス 640-650mm Nylon String クラシックギターの  弦の張力(Tension)、弦の応力、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke (弦係数) の代表例を示したものです。

使用する弦の太さ(ゲージ)は色々な物が有りますが、#1,#2,#3 のナイロン弦は、どんな太さの弦を張っても、調弦が下から G,B,E であれば、弦の応力、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke  の値は、弦の太さ(ゲージ)に関係なく、同じ値になる・・・と言う関係があります。

また、#4,#5,#6 の、ナイロンフロス 巻線弦 は、太さ(ゲージ)の違いはあっても、Ke (弦係数) の値には殆ど差が無いことを、工房ミネハラは色々なメーカーの弦を調査して確認しております。


このデータをご覧下さい。

従って、CGストリングピローでの弦長の補正量ΔNは、殆ど同じで良い・・・と言うことになります。
(注)
弦長の補正量ΔNとは、ナットから第1フレットまでの寸法を短くする値。

ですから、ここでご紹介するCGストリングピロー は、スケールレングス 640-650mm の、Nylon String クラシックギター に共通に使用できる 仕様で設計された優れものなのです。もう少し厳密に MTS  をインストールしたい場合は、サドルの弦の載っている位置を僅かにずらせて、第12フレットのピッチが正しくなるように弦長補正(オクターブ調整)すれば、ハイポジションのピッチは 更に確実になりますが、元々、オクターブ調整が良く調整されているギターの場合であれば、 殆どの場合、CGストリングピロー のインストールだけで満足な結果は得られます。

貴方の Nylon String クラシックギター#12フレットの音程が、シャープ気味の場合は、何もしなくても、改善されます。 この例をご覧下さい。

ぜひ、 お試しください。

(注意事項) 貴方の Nylon String クラシックギター#12フレットの音程が、フラット気味の場合は、CGストリングピローを使用すると、更にフラット気味になりますので、余りお薦めは出来ません。

そのような場合は、工房ミネハラにインストールをお任せ下されば、確実にセットアップいたします。


以上で、貴方の ナイロン弦ギター は、 MTS Guitar  に早代わり・・・。

ピッチは完璧になり、 澄みきった、内声の豊かなハーモニーと倍音の綺麗に響くギター  に間違いなく変身します。

お試しください。

(注意事項) ここでご紹介した CGストリングピローは、通常のナイロン弦用に設計されていますので、

カーボン弦ケブラー弦、 ナイルガット弦ガット弦 には、そのままでは使用できません。  必要な方は、ご相談ください。


 MTS インストールギターを作ってしまいたい方には  

始めから、 MTS Guitar  を作るので有れば、普通のギターと全く同じ構成でギターを作れます。


このギターは、
このギターキットから作られました。 こちらをご覧下さい。


皆様の疑問にお応えする Q & A
MTS 倶楽部 開設

超人気アイテム
S.O.S  (SOUND OFFSET SPACER ) サウンド・オフセット・スペーサーの使用方法・疑問にもお応えしています・・・こちらをご覧ください


  MTS 貴方にお届けする方法をご紹介します

 Minehara Super Tune System  は、原則的にどのメーカーのナイロン弦ギターにも インストール可能です。

型番

商品名

価格 (税込)

 Minehara Super Tune System   ミネハラ ナイロン弦ギタースーパーチューンシステム

MHTS-SD

ミネハラ スーパーチューンシステム ナイロン弦ギター標準インストール (標準仕様パーツ一式含む)
標準ストリングピローを使用

\31,500

製作不可

MHTS-PM ミネハラ スーパーチューンシステム ナイロン弦ギターパーマネントセットアップ (標準仕様パーツ一式含む)
ボーン製 一体削りオフセットナットを使用 (左写真は、インストール事例を示したものです)

(注) アンダーサドルピックアップ搭載ギターの場合は、\4,320円 増しとなります。
\44,100

MHTS-CGSP


ミネハラ スーパーチューンシステム
ナイロン弦ギター用標準CGストリングピロー (Micarta(R)製)
 (
ナット巾 約 50mm、スケールレングス 640-650mm、フレット高さ;Medium 1.1-1.2mm、#12フレットの弦高#1弦 約 3.2mm, #6弦 約 4.2mm  ナイロン弦用)

\8,400
(在庫なし)

注1:パーマネントセットアップ をご希望の場合 でも、現状のナットが外せない構造の場合は、標準ストリングピローを使用した標準インストールとなります。

注2:上記価格には、送料は含みません。 仕様、価格は予告無しに変わる事があります。

 貴方のギターへのインストール方法は  ・・・こちらをご覧ください。

 Order Form 注文フォーム 

 menu.gif (338 バイト)


 Minehara Super Tune System  開発の背景 と 結果 は、こちらでご紹介 しています。

 

 解説 ギターの力学
 

このページに掲載したギターは、 MTS  の搭載事例を示したもので、ギターの音程の狂いとは直接の関係はありません。

(C) Copyright このページで掲載しているデータの無断転載 ・公開等はお断りします。


工房ミネハラ
Mineo Harada

Updated:2016/11/17

First Updated:2004/4/9