”手作り弦楽器愛好会” (仮称) はじめてメンバーが集まり、楽しい一晩を、晩秋の那須のロッジですごしました。 こちらをご覧下さい。
菊地さんにバイオリンキットをお求め頂きましたのは、昨年平成10年5月でした。
当工房ミネハラで、このバイオリンキットV-Kit-1C のご紹介を始めたのが平成10年5月ですから、ファーストユーザーのお一人です。
じっくり、時間を掛けて製作されたバイオリンは、大変に素晴らしい出来と思います。
この度、完成のお便りを頂きましたので、ご紹介致しました。
工房ミネハラ様
Violin製作完了のご報告をさせて戴きます。
ようやく、最終コーテイングと素人レベルでの調整作業が終わったところです。
早いもので初めて、工房ミネハラ様へ電話にてViolinキット製作について色々と説明して戴いたのが、つい最近のような気がしております。土日の空き時間を利用してのんびり作業を進めてきましたので製作開始から完成まで約12ヶ月ほどかかりました。
製作参考文献の乱読から始まり、カリパー等の測定道具作り、表、裏板の厚み調整、本体組上げから塗装、最終コ-テイング作業まで、それなりに製作完了させる事が出来、キットによる製作作業を十分に楽しむ事が出来ました。製作過程での記録は殆ど残しておりませんが、完成時の写真を撮りましたので、後日送付させて戴きます。
さて、問題のViolinの響きですが、全くの素人が製作したものとは思えないとっても自然な響きが出ております。まだまだ、調整の余地は沢山ありますが、これも楽しみながらやりたいと思います。
製作途中での種々のアドバイスを戴き、ありがとうございました。
栃木県 菊 地
製 作 記 録
1.Violinキット V-Kit-1C(弓、ケース付き)
2.オプション仕様 ネック、上ナット、下ナットを黒檀へ変更
(中国製のバイオリンキット V-Kit-1のために、グレードアップパーツとして、黒檀のネック、上ナット、下ナットなどをご紹介始めたのは、菊池さんからのアイディアで始めさせて頂きました。)3.塗料 カール・ヘフナー社製ニスセット(赤茶系)
4.製作参考資料 署名 バイオリン製作 今と昔 第1部/第2部
著者 Heron Allen
訳者 尾久れも奈
5.製作期間 平成10年6月から平成11年6月。
のんびり、楽しみながら製作を進めておりましたので、少々完成時期が遅くなりした。6.製作完了時の本体状況
(1)本体重量 480Kg(顎あてなし)。
(2)塗装状態 薄目で21回ほど塗装し、それなりの深い色が出ていると思います。但し、素人の 刷毛塗りなので多少の色ムラがあります。少々の遊びをいれて、ユーズド感を出すために部分的に「かすれた様な感じに」しましたが、これも「手作りの味わい」が出たものと自画自賛しております。
(3)使用弦 PIRASTRO/Chromcor
(4)駒 AUBERT
(5)音の響き キットとはいえ、自作のViolinがどんな響きを出すのか「何とも言えない心境」で弓を引いてみましたが、E線、A線、D線、G線の解放弦での響きには驚きがありました。考えていた以上に、気に入った響きがでております。
菊地 徳應 様からお寄せ頂いたメモと写真をご覧下さい。
竹下夢路の絵のメモ用紙と写真をクリックしてご覧ください
菊地 さんには、この後、 チェロキット のご注文を頂いております。
また、バイオリンの本格的な演奏のために、ハイグレード弓 もご注文を頂きました。
菊地 徳應 様 有難う御座いました。
これからも、楽器製作・演奏を楽しんで下さい。
これからも宜しくお願い申し上げます。
菊地 様とご連絡をとりたい方は、下記にご連絡下さい。
このホームページでご紹介しております製作キットは、初めての方でも容易に本物のバイオリン・ビオラ・チェロなどを製作して頂けるものです。是非多くの方々に弦楽器製作の楽しさを味わって頂きたいと考えております。
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工房ミネハラ
Mineo Harada
Updated:2000/4/15