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この チェロ も ちょっと凄い Antique FinishCello
貴方は ストラディバリ 派 or モンタニヤーナ 派
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このページの商品の取り扱いは終了しております
カザルス が使っていた Matteo Goffriller Model 追加になりました
Original hand-made
Cello by
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工房ミネハラ では、以前より
中国のバイオリン・チェロ生産量は、今や世界一 しかも、その製造技術は向上しました。 しかも、本場ヨーロッパで修業して本国に戻り、ハイグレードの楽器を製作する職人も登場しております。
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また、工房ミネハラ では、最近では、大手楽器店も盛んに紹介を始めた、クレモナの楽器について、いち早く以前より、こちらのページで、ご紹介してきました。 |
ここにご紹介する、
は、中国 広州に バイオリン工房をかまえており、クレモナでバイオリン製作を修行し、3年毎に開かれる 製作コンテスト(トリエンナーレ)でも金賞を受賞している製作家の作品です。 ですから、楽器自身は、クレモナの伝統・品質を完璧に受け継いでいる正真正銘のオールドイタリアンスタイルの楽器です。 |
オールドイタリアンスタイルの楽器 とは、何でしょうか。
下の、系図をご覧になってくだされば、それは一目瞭然 ご理解いただけるとおもいます。
マッテオ・ゴフリラーのチェロは、現在21台残っていると言われています。 カザルスもその中の1台を使っていました。
ドメニコ・モンタニャーナのチェロを有名にしたのは、Yo Yo Ma ヨーヨーマ でしょう。 彼は、ストラディバリ(Davidov 1712) とモンタニャナーナの両方を使っています。 上の写真の、"Sleeping Beauty" Cello Domenico Montagnana Venice 1739 は、ヨーヨーマ の先生の、Philadelphia の Curtis Institute の Orlando Cole が 所有していたものです。 歴史的に、最高のチェロの1つである事は、疑う余地が有りません。 なおストラディバリの、"Duport" Stradivari Cello 1711は、ロストロポービッチが弾いています。 |
現在 Cremona には、この クレモナ派の名工達の作品の伝統を受け継いで、熟練職人の称号の証である Maestri Liutai CREMONA LIUTERIA を名乗る製作家が何十人も活躍しています。 こちらをご覧下さい。 ここでご紹介しています、 Hengsheng も、その伝統を受け継いで、これ等の名器に近づく努力をし、 レプリカの楽器製作に取り組んでいます。 |
オールドイタリアンスタイルの楽器 には、もう一つの特徴があります。
こちらのページでご紹介しています、ニスやその下地塗り などに特徴があります。
“クレモナニスの秘密” などと言われていますが、現在の製作家もその秘密を解き明かそうと、自分流のニスを調合して塗っています。
現存する オールド楽器は、既に300年も使われているのですから、ニスは剥げて・・・、あるいは、 黒ずんだり、凸凹になっています。 しかし、木自身が確りしているので、名器としての鳴りを維持しています。
ここでご紹介しています、
Hengsheng
のレプリカも、敢えて、ニスを剥げた・・・、あるいは、黒ずんだり、凸凹の状態に、始めから作った物です。
このような楽器は、Antique Finish Cello と呼ばれていて、数多くの現在の製作家たちが作っています。
実際に、バイオリンやチェロのニス塗りをやった方なら分かるとおもいますが、新作楽器のように均一に、透明に綺麗に塗るほうが易しいとおもいます。 アンティク仕上げは、熟練の要る特技でしょう。
彼らは、オールド楽器の雰囲気で、オールドイタリアンスタイルの楽器 の鳴りの素晴らしさを、演奏家達に楽しんでもらう ために、こうした製作に取り組んでいるものと思います・・・。
ステージなどで弾いたら、遠目には、オールドチェロと見間違うナイスルックスですよ。 |
ここにご紹介する、
は、ストラディバリ 、 ドメニコ・モンタニャーナ と ゴフリラ のレプリカの、Antique Finish Cello です。
![]() ストラディバリモデル "Duport 1711" made by Hengsheng |
![]() ドメニコ・モンタニャーナモデル "Sleeping Beauty 1739" made by Hengsheng |
写真準備中 Matteo Goffriller Model |
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"Duport"1711 Stradivari |
ストラディバリモデル "Duport 1711" made by Hengsheng |
"Sleeping Beauty"1739 Domenico Montagnana |
モンタニャーナモデル "Sleeping Beauty 1739" made by Hengsheng |
さて、ストラディバリ と ドメニコ・モンタニャーナ の違いって・・・
上の、Stradivari の "Duport"1711と Domenico Montagnana 1739 の "Sleeping Beauty"の写真を、もう一度ご覧になって下さい。
ドメニコ・モンタニャーナのチェロの特徴は、大型で、力強いアウトラインを持ち、重量感があります。 低音の音は力強く、全ての音域にわたって音は非常に美しい楽器です。
これらと、 Hengsheng
のレプリカのサイズを比較してみましょう。
単位 : mm
当時作られた楽器には、このような大きな違いがありましたが、ここにご紹介する Hengsheng のレプリカの場合は、そこまでの大きな差はつけておりません。 しかし、UB; Upper Bouts(上の膨らみ部の幅)や、MB; Middle Bouts(中央のくびれ部の幅)、LB; Lower Bouts(下の膨らみ部の幅)などは、モンタニャーナモデルの方が大きく、"Sleeping Beauty"の特徴を大変良く再現しております。 鳴りも、僅かながら、力強さとふくよかさが感じられます。
しかし、形やサイズに、モデルによる違い は有りますが、新作のチェロに於いて極端な音の違いを見つけることは、少し難しいことです。 |
さて、楽器の作りを見ておきましょう。
は、クレモナでバイオリン製作を修行し、母国の中国に戻りバイオリン工房を開設した製作家です。
オールドイタリアンスタイルの楽器の作り方には、一切の手抜きはありません。 フッティング状態も良く、丁寧に仕上げられています。 勿論、材料自身は、目の良く通った厳選した材料を、長い年月をかけて乾燥させたものを使っていますので、鳴りは素晴らしいものが感じられます。
通常、中国製の楽器は、入ってきたままでは、そのまま皆様にお届けできないので、当工房ミネハラ では、十分なフッティング作業を行っていますが、この楽器であれば、ある程度の手間でお届けできます。 |
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![]() ストラディバリモデル "Duport 1711" made by Hengsheng |
![]() ドメニコ・モンタニャーナモデル "Sleeping Beauty 1739" made by Hengsheng |
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当工房ミネハラ では、ショップアジャストメントとして、下記のセットアップを行って、お届けいたします。 ■糸巻き、駒、ナット、指板の完全調整 ■
■Jargar(ヤーガー) A線、D線 、Spirocore(スピロコア) G線、C線 弦 を セット
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J. S. BACH SUITET SARABANDE 弾いてみました
音程の悪さやボウイングの拙さはお許しください。
の、
は、
こちらのページの機材
を使っております
・・・室内楽などを想定した、Small
Room
エフェクトシミュレーション
・・・ステージ演奏などを想定した、Small
Hall
エフェクトシミュレーション
何れも、レコーディングソースは同じもので、YAMAHA SPX2000 プロフェッショナル マルチエフェクト プロセッサー の設定のみを変えてレコーディングして有ります。
演奏順は、Montagnana Model, Matteo Goffriller Model, Stradivari Model です。
残念な事に、私は、本物を弾いたことがありませんので、この音が本物をシミューレートしているかどうかは分かりません。
また、楽器には、それぞれの個体差が有りますので、ヘンシェンの楽器と言えども、3種類の楽器が、このレコーディングと全く同じ音・・・では無いとおもいますが、
しかし、いずれにしても、ヘンシェンの楽器は、バランスもよく、とても軽やかに弾けることは確かです。
是非、オールドを弾く気分を楽しみながら弾いて頂ければ・・・とおもいます。
最後は、何と言っても、気になるのは、お値段ですね。
は、中国製の安物ではありません。
しかし、何と言っても、まだ中国の経済と、欧米先進国との差は大きく有ります。
通常、クレモナの新作チェロの場合、200 万円前後の価格と思われますが、
この、Hengsheng は、それらとほぼ同等品が、1/3 以下 のお値段です。
弾いた感想から、このチェロの特徴を、一言に凝縮すると 本物のオールドを弾いているような、軽やかに音だし出来るチェロ・・・
皆様の、価値ある逸品になると思っております。 |
お若い方には勿論、熟年の往年のチェロプレーヤーには、お薦めの一本です。
Click 写真をクリックすると大きくご覧頂けます。
このチェロは、在庫商品ではなくなり、受注後、お取り寄せする商品となりました。、
イギリスの月刊誌 'the Strad' 発行の the Strad Calendar 2006
2006年のカレンダーは、Guarneri 'del Gesu' の特集
パールマン、ハイヘッツ、ズーカーマン・・・などが使っている、Guarneri 'del Gesu' のバイオリンが、
12ケ月に亘って、原寸大の写真で紹介されています。
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工房ミネハラ
Mineo Harada
Updated:2009/7/3