シミュレーション の結果
下のグラフは、3種類のウクレレにおいて、フレットを押さえた時の音程ピッチの狂いをシミュレーション により求めた結果を示したものです。
MTS の インストールされてないUsual Ukulele (通常のウクレレ)では、#2,#3 弦のローポジションの音程ピッチの狂いが大変大きく、これが、ウクレレの問題点なのです。 これに対して、 MTS Ukulele は、音程ピッチの狂いが大きいところでも 3 CENT 以内。 MTS Ukulele Type 2 では、音程ピッチの狂いが大きいところでも 5 CENT 程度に収まっています。 人が、音程ピッチの狂いを聴き分けられる分解能は、熟練した人で 3 CENT 、あるいは、一般的には 6 CENT などと言われていますので、 MTS の インストールされた状態で、音程ピッチの狂いがこの程度に収まっていれば、完璧なハーモニーのコードとして感じられると思われます。 |
弦No. |
MTS
の
インストールされてない Usual Ukulele (通常のウクレレ)
(注) 下のシミュレーション 値は、最適な弦高調整と、
完全なオクターブ調整がなされていると仮定したときのものです。 実際のウクレレでは、 この値より音程ピッチの狂いが大きい ことが普通です。
一般的にはオクターブ調整が上手くなされてなく、 #12フレットがシャープするものは、 ローポジションの音程ピッチもさらに大きくシャープします。 |
MTS Ukulele | MTS Ukulele Type 2 |
#1 | |||
#2 | |||
#3 | |||
#4 |
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工房ミネハラ
Mineo HaradaUpdated:2010/12/8
First Updated:2008/9/17