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楽器は、正確な音程で弾いていただきたい・・・これは、工房ミネハラ の夢です |
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ウクレレ |
ウクレレの MTS は、このような物です
小っちゃくて、可愛らしく、格好いい、何処でも手軽に弾ける、ウクレレ でも、コードの音 がどうしても濁ってしまう・・・、ハイポジションの音程 が合わない・・・
・・・などと、お気付きでは有りませんか?これは、フレット位置や調整は正しいにも拘わらず、弦を押さえた時の張力変化の影響で、ほんのちょっとだけ、音程が微妙にずれてしまうために起こっていると考えられます。
出来るものなら、このウクレレ、完璧にしたい・・・そんな、ウクレレプレーヤー のために、工房ミネハラ は、 MTS ミネハラ スーパーチューンシステム
を開発しました。 ウクレレに は絶大な効果をもたらします。
何より先に、 この Sound の違いを聴きとって下されば幸いです
この二つの Sound を、お聴きになって下さい。
B 通常のウクレレ・・・コードの音に、濁りや唸りが混じる (MTS インストール前の状態)
違いをお聴きとれ頂けましたか?
このコードを弾いています。押さえる弦の数が多いところで、はっきりとした違いをお聴き頂けたと思います。ウクレレの弦の張り(張力)は、ギターに比べると半分以上弱いので、弦を押さえた時に弦の張力が変化して、それで、音が狂ってしまうのです。
良く分かるMTS
でご説明していますように、弦を押さえた時にも、音の上がり過ぎを防止して、何処のポジションを弾いても正しい音程の音を出せるようにした物が、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM です。
上で、お聴き頂いている、A 殆ど濁らないない は、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM で チューンナップしたウクレレです。
Aquila Ukulele String
勿論、ただ チューンナップ しただけの ウクレレでは有りません。弦も、音程の狂いにくい弦を使用することも出来ます。イタリアの弦メーカー、Aquila 社 の Nylgut (R) String を張っています。
この弦は、通常のナイロン弦より30%程度重い材料で作られています。 従って、弦をナイロン弦より細く出来、張りも強く出来ます。 素晴らしきかな ガット弦 で解説していますように、この弦は、 ガット弦 の性質に限りなく近く、比較的音の狂い難い弦だと思います。
工房ミネハラ では、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM のインストールに当たって、弦の特性まで追求致しました。ご覧下さい。
Aquila 社 の Nylgut (R) String を張った時のデータです。
これは、通常の Nylon String を張った時のデータです。
この二つの弦の大きな違いは、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke (工房ミネハラ では 弦係数 と名付けました) と言う値が、Nylgut (R) String は非常に小さく、その分、フレットを押さえた時も音が狂い難い・・・と言うことになります。
それでは、弦の違いは、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM のインストールに、どのような違いが出るのかを、ご説明します。
これは、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM のキーパーツの一つの、ストリングピロー TM ですが、 通常のナイロン弦の方は、#2、#3 弦のKe の値が、#1、#4 弦に比べて大きくなっていますので、 その分、ストリングピロー TM での補正量を大きくする必要があります。
Nylgut (R) String のKe の値は、小さく、しかも、4弦ともほぼ同じような値ですので、ストリングピロー TM での補正量も小さく、弦毎の差も小さなものとなっています。
ところが、こんな小さな寸法が、音程を正しくする鍵になっているのです。
上の写真の、Aquila 社 Nylgut (R) String を張った場合の、ストリングピロー TM での補正量は、ナットから、第1フレットまでの寸法の、2.5−4%程度の値です。
何もしなければ、それだけの分、あるいは、それ以上 音は狂ってしまうのですが、この、ストリングピロー TM を使うことで、フレットを押さえた時の音の上がり過ぎを食い止めて、正しい音程の音が出るようにしているのです。
弦長が短く、しかも、弦の張りの弱いウクレレ・・・大変、微妙な楽器ですが、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM その効果は絶大です。
オフセットサドル TM
ストリングピロー TM だけでは有りません。フレットを押さえた時の音の上がり過ぎを防ぐには、もう一つ大切な部分があります。
それは、ブリッジに載って、弦を支えているサドルです。
サドルの位置で弦の長さが決まります。ハイポジションを押さえた時にも、ピッタリ合う音を出すには、サドルの位置を正確に調節することが不可欠です。上の写真をご覧頂けば分かると思いますが、#3弦は、弦が一番太く、応力が小さい弦です。その弦のKe の値は、他の弦の値より大きくなりますので、ハイポジションを押さえた時の狂いをなくすために、他の弦より、弦長を僅かに長くするように、サドルの上面を削って、調節してあります。
ギターの調整で言う、オクターブ調整 です。 ウクレレの場合も、この調整は必ず必要です。これで、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM のインストールは、完璧です。
お試しウクレレをご紹介します。・・・いずれも、 Sold ですが、同等品として、こちらをお薦めします。
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さて、 MTS の素晴らしさをご理解いただけたとおもいますので、皆様が、今お持ちのご自分の ウクレレ に、簡単に MTS をインストール出来る方法を、工房ミネハラから提案いたします。 あの、ギターの Buzz Feiten も、ウクレレ まではやっていませんよね。
まずは、この写真をご覧下さい。
これは、こちらでご紹介している、UK-60 Type ウクレレに、 MTS をインストールしたものです。
このUKストリングピロー(Cream Micarta(R)製) を、ナットの脇に置くだけで、 MTS をインストール出来ます。
もう少し詳しく、 MTS のインストール方法をご説明します。
貴方の ウクレレ の弦を緩めて、UKストリングピローを ナットの脇に置いてみて下さい。 左の写真のように、 ナットに付いている弦の溝が、UKストリングピロー の上面より低くなっていれば、この写真のように、弦を張った状態で、UKストリングピローを差し込んで ナットの脇まで押し付ければ、それでインストールは終りです。
UKストリングピロー に弦溝を付けて、弦高調整する必要は、全くありません。
UKストリングピロー の厚みを調節してありますので、弦高は自動的に最適値にセットされます。もし、弦が今までのナットの溝に載っていて、UKストリングピロー の上面に載ってない場合は、 下の写真のように、こちらでご紹介しているような、細丸ヤスリ(T-47) などの、細いヤスリか、ナットファイルを使って、ナットの溝の深さを少し深くして下さい。
4本の弦とも、UKストリングピロー の上面に載り、ナットの溝は、弦が左右に動かないようなガイドの状態になれば、
これで、 MTS のインストールは、完了です。
何故、こんな簡単な方法で良いのでしょうか。
このデータは、スケールレングス 340-350mm Nylon String ソプラノウクレレの 弦の張力(Tension)、弦の応力、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke (弦係数) の代表例を示したものです。
使用する弦の太さ(ゲージ)は色々な物が有りますが、どんな太さの弦を張っても、調弦が下から G,C,E,A であれば、弦の応力、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke の値は、弦の太さ(ゲージ)に関係なく、同じ値になる・・・と言う関係があります。
従って、UKストリングピローでの弦長の補正量ΔNは、みな同じで良い・・・と言うことになります。
(注) 弦長の補正量ΔNとは、ナットから第1フレットまでの寸法を短くする値。
ですから、ここでご紹介するUKストリングピロー は、スケールレングス 340-350mm の、殆どの ソプラノウクレレ に共通に使用できる 仕様で設計された優れものなのです。
もう少し厳密に MTS をインストールしたい場合は、サドルの弦の載っている位置を僅かにずらせて、第12フレットのピッチが正しくなるように弦長補正(オクターブ調整)すれば、ハイポジションのピッチは 更に確実になりますが、 ハイポジションの演奏を余りやらない・・・というのであれば、UKストリングピロー のインストールだけで十分です。
以上で、貴方の ウクレレ は、 MTS Ukulele に早代わり・・・。 ピッチは、完璧になり、すべての弦が 綺麗に響きあう 素晴らしいウクレレ に間違いなく変身します。 お試しください。
お客様から こんなコメント頂きました
Nylgut用UKストリングピロー、届きました。
民芸品だったKAMAKAが楽器になりました。特に3弦のシャープが解消されて喜んでいます。
どうもありがとうございました。
皆様の疑問にお応えする Q & A
MTS 倶楽部 開設
超人気アイテム S.O.S (SOUND OFFSET SPACER ) サウンド・オフセット・スペーサーの使用方法・疑問にもお応えしています・・・こちらをご覧ください
(注1):パーマネントセットアップ をご希望の場合 でも、現状のナットが外せない構造の場合は、標準ストリングピローを使用した標準インストール 、あるいは、現状ナットの追加工インストールとなります。
注:上記価格には、送料は含みません。 仕様、価格は予告無しに変わる事があります。
貴方のギターへのインストール方法は ・・・こちらをご覧ください。
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マンドリン |
マンドリンの MTS は、このような物です
スケールレングスの短い マンドリン・・・フレット位置の精度や弦高は、音程の狂いに大きく影響します。しかし、最近では、フレット位置の加工は、コンピューター制御の工作機械で、精度良く切り出されていますので、フレットの位置が狂っている・・・と言う楽器は、殆どなくなりました。
でも、ローポジションとハイポジションで音が合わない・・・、コードの音がしっくりと合わない・・・・・・などと、お気付きの方はおられると思います。
これは、フレット位置や調整は正しいにも拘わらず、弦を押さえた時の張力変化の影響で、ほんのちょっとだけ、音程が微妙にずれてしまうために起こっていると考えられます。
出来るものなら、このマンドリンも、完璧にしたい・・・そんな、マンドリンプレーヤー のために、工房ミネハラ は、
ミネハラ スーパーチューンシステム
をご提案します。 ギターだけでなく、マンドリンにもインストールしてみて下さい。
マンドリンのスケールレングスは、テナーサイズのウクレレと同じ程度の、約 350 mm 程度と、短い割りに、弦は、アコースティックギター並みのゲージの弦が使われますので、弦の張力は比較的大きく、その結果、音の狂いは、ウクレレなどに較べると小さな物です。
しかし、1弦を除いて、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke (工房ミネハラ では 弦係数 と名付けました) と言う値は、無視出来ない程度の値になっています。 特に、2弦、4弦の音の狂いは、大きくなっていると思われます。
下に、通常、使用されている、Light Gauge String と、 Medium Gauge String のデータを示しました。
スケールレングス 350 mm のマンドリンに、 ミネハラ スーパーチューンシステムTM をインストールしてみました。
ストリングピロー TM
アジャスタブルブリッジ
ストリングピロー TM は、マンドリンの響きを損なわないボーンを使用しました。 1弦の補正量は、約 0.5 mm と小さい物ですが、この補正量は、第1フレットの寸法の 19.6 mm に対して、約 2.5% 程度の寸法となります。 2弦、4弦は、弦の音程の狂い易さ・・・を示す、Ke が大きいため、もっと大きな補正が必要です。
ストリングピロー TM の補正にあわせて、ブリッジの弦の載る位置も、オクターブが合う位置に再調整されています。
幸いなことに、マンドリンは、通常、位置が調節可能なブリッジが使われていますので、 上に示した、Light Gauge String と、 Medium Gauge String の範囲では、ストリングピロー TM は同じ物が使用でき ます。 1弦と2弦は、ゲージが変わっても、弦の応力は同じなので、適正な補正量は変わりませんが。
弦高などを僅かに変えた場合などは、アジャスタブルブリッジ をほんの僅かずらして、オクターブ を完全調整することが出来ます。 これで、ハイポジションを押さえた時の 音程も、第1ポジションの音程も、ピッタリ合うようになります。完全な楽器を抱えて、自信を強くして、セッションに臨んでください。
お試しマンドリンをご紹介します。
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Acoustic Guitar
Magazine
で
人気ギター Ayers Guitar made in Vietnam |
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ミネハラ スーパーチューンシステムTM |
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AXL AG-705 ドレッドノートギター
ソリッドスプルーストップ (Solid)
スケールレングス 643 mm
ミネハラ
スーパーチューンシステムTM
インストール済み 特別提供価格 (税込) \47,300 (ケースなし) Sold |
Ayers ドレッドノートギター
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スケールレングス 645 mm ミネハラ スーパーチューンシステムTM インストール済み Sold |
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スケールレングス 580 mm ミネハラ スーパーチューンシステムTM インストール済み スケールの短いギターは、音が合わない・・・と言う常識を打ち破って
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貴方のギターへのインストール方法は ・・・こちらをご覧ください。
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Minehara Super Tune System 開発の背景 と 結果 は、こちらでご紹介 しています。
このページに掲載したギターは、 MTS の搭載事例を示したもので、ギターの音程の狂いとは直接の関係はありません。
(C) Copyright このページで掲載しているデータの無断転載 ・公開等はお断りします。
工房ミネハラ
Mineo Harada
Updated:2016/11/17
First Updated:2004/11/26