超人気アイテム S.O.S (SOUND OFFSET SPACER ) サウンド・オフセット・スペーサーの使用方法・疑問にもお応え。
ストリングピロー
MTS の動作原理・インストール方法・サンプルサウンドなど、もう一度確認したい方は、漫画や Video をご覧ください。
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ストリングピロー S.O.S のインストール方法
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ストリングピローはアコースティックギター、エレキギター、クラシックギター、ウクレレ用など、楽器の種類によって形状や寸法が異なったものが用意されています。 また、ウクレレでは、スケールレングスの違う、ソプラノ用、コンサート用に分かれており、更に、使用する弦の違いによって、ナイロン弦用、ナイルガット弦用などに分かれています。 取り付け方法は、この写真のように、ナットに密着させて、弦の下に置くだけです。 (ほんの僅かな瞬間接着剤で接着しても良いですが、接着しなくても、弦の力で押さえられますので、演奏時に動いてしまうことはありません) |
ストリングピローに弦が載らない時は・・・どうすれば良いでしょうか
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標準的なギターやウクレレで、通常 Medium サイズと呼ばれるフレット高さで出来ている楽器の場合、ストリングピローは、それ自体に弦が載った時、第1フレットの弦高が望ましい所定の値になるように作られていますので、基本としては、この写真のように、細いヤスリか、専用のナットファイルを使って、ナットの弦溝を深くしてお使い頂くのが最良です。 しかし、ナットの弦溝を深くしたくない・・・というかた、あるいは、フレット高さが通常より高い楽器・・・と云うのもあるでしょう。 そのような場合は、薄く、堅いプラスチックのシートをストリングピローの下に敷いて、ストリングピローの高さを高くして、必ず、弦がストリングピローの上に確りと載るように下ください。 サウンド・オフセット・スペーサーの場合は、高さ補正用のテープ(0.1mm)が、3枚添付されていますので、それをお使いください。 |
第1フレットの弦高、第12フレットの弦高は・・・どの程度が良いか
第1フレットの弦高
楽器 | フレット高さ(mm) | 各弦の第1フレット標準弦高 (mm) | ||||||
#1 | #2 | #3 | #4 | #5 | #6 | |||
1 | アコースティックギター |
1.0-1.1 |
0.3 | 0.3 | 0.35 | 0.35 | 0.4 | 0.5 |
2 | エレキギター |
1.0-1.1 |
0.3 | 0.3 | 0.35 | 0.35 | 0.4 | 0.4 |
3 | クラシックギター |
1.1-1.2 |
0.7 | 0.7 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 |
4 | ウクレレ |
1.0-1.1 |
0.5 | 0.5 | 0.6 | 0.5 |
第12フレットの弦高
楽器 | フレット高さ(mm) | 各弦の第12フレット標準弦高 (mm) | ||||||
#1 | #2 | #3 | #4 | #5 | #6 | |||
1 | アコースティックギター |
1.0-1.1 |
1.8 | 2.1 | 2.2 | 2.4 | 2.6 | 2.8 |
2 | エレキギター |
1.0-1.1 |
1.8 | 1.9 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.1 |
3 | クラシックギター |
1.1-1.2 |
3.2 | 3.4 | 3.6 | 3.8 | 4.0 | 4.2 |
4 | ウクレレ |
1.0-1.1 |
2.7 | 2.7 | 2.7 | 2.7 |
MTS とは、「押弦によって起こるピッチの狂いを、最小限に補正する ギターチューニングシステム 」・・・ですので、弦高は極力低めとなるように設定されています。 ストリングピローをインストールした状態で、この表の値程度に弦高が設定されていれば、大変良い結果が得られると思います。
サドルの調整は・・・やったほうが良いか その(1)
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ストリングピローだけのインストールは、 MTS の簡易的なインストールです。 ストリングピローは、ローフレットのピッチ誤差を補正するためのパーツなのです。 これだけでも、相当良い結果が得られると思われますが、それに加えて、サドルの調整を行えば、ハイフレットのピッチ誤差の補正も出来ますので、 MTS インストールは完璧な状態にセットアップ出来ます。 エレキギターの場合は、この写真の例のように (形状の違うのは沢山あります) 弦の載る位置と高さを可変できるサドルが、必ず付いていますので、第12フレットの弦高が、前の表の値となり、12フレットを押さえた時のピッチが、開放弦のピッチに対して、ぴったり 1オクターブ上がる、いわゆる、オクターブ調整を行って下さい。 これで、 MTS は完璧なイントネーションの状態に近づくと思います。 |
サドルの調整は・・・やったほうが良いか その(2)
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アコースティックギターや、クラシックギター、ウクレレなどのサドルは、ブリッジの溝の中に嵌め込まれていますので、エレキギターのような簡単な調整ではありません。 通常、オクターブのピッチがシャープ気味のギターが多いと思いますが、嬉しいことに、ストリングピローをインストールすると、サドルに何も手を加えなくても、オクターブのピッチは、現状よりフラット方向に変化します ので、大抵はそのままでも良いと思われます。 MTS を完璧な状態にセットアップするには、基本的には、前のエレキギターの場合と同様に、第12フレットの弦高が、前の表の値となり、12フレットを押さえた時のピッチが、開放弦のピッチに対して、ぴったり 1オクターブ上がる、いわゆる、オクターブ調整を行えば良い訳です。 腕に自信のある方は、セットアップに挑戦してみて下さい。ローフレットも、ハイフレットも、完璧なイントネーションの状態に近づくと思います。 |
ストリングピローをインストールした後でも、オクターブのピッチがシャープしている場合は、12フレットの弦高を下げるか、サドルに弦の載る位置を、12フレット から遠ざけることによって、オクターブのピッチは正しい値に近づきます。 通常、ストリングピローをインストールする前の、はじめの状態で、オクターブのピッチがシャープしている状態でも、ストリングピローをインストールするすると、シャープ気味な状態は解消される方向になります。 ストリングピローは、オクターブピッチのシャープ気味な状態も改善してくれる、優れものなのです。 最近では、ギターを売っている楽器屋さんで、プラスチック製、あるいは、牛骨製のサドルのブランクが販売されていますので、それらを求めて、ご自身で MTS のサドルセットアップに挑戦されるのも良い でしょう。 ご参考までに、アコースティックギターのサドル加工の例を示します。 これは、こちらのギターキットの寸法です。 この画像をクリックしてご覧ください。 この例は、ストリングピローを使う前の、ナットから12フレットまでの寸法が、325 mm のアコースティックギターに、標準のストリングピロー(MHTS-ACSP) をセットアップした時に、最適となるサドルの位置を示しています。 ナットから12フレットまでの寸法が、325 mm でないギター場合は、その差の値だけ、L 寸法を増減すれば良いでしょう。 自信のない方は、インストール工房 にお任せになる事をおすすめいたします。 |
弦のゲージに制限はないのか・・・
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ギターやウクレレの弦は、さまざまなメーカーから、色々な種類の弦が発売されています。 弦を構成している材料も、詳しく比べると多少の違いがあります。 従って、当然、弦を張った時のテンション (張力) にはそれぞれの違いが表れ、音色なども違ったものになっています。 MTS のカスタムインストールであれば、これらの弦に対応して、正確な補正値でストリングピローを作って、インストールすることが出来ますが、ここでご紹介しているような、汎用的なストリングピローの場合は、概ね、弦のゲージの範囲を規定しておりますので、その範囲でお使いになることをお薦めします。 標準的な弦のゲージを、次に示します。 これらの範囲であれば、通常の使用範囲は概ねカバー出来ていると思います。 |
標準的な弦のゲージ (注) w は、巻線弦を示す。 ウクレレの場合、w の付いた弦は、Low-G を示す。
楽器 |
弦の ゲージ |
弦のゲージ (インチ) | ||||||
#1 | #2 | #3 | #4 | #5 | #6 | |||
1 | アコースティックギター |
Light l Medium |
.011 l .012 |
.016 l .017 |
.022w l .024w |
.030w l .032w |
.038w l .042w |
.053w l .054w |
2 | エレキギター |
Light l Medium |
.009 l .010 |
.011 l .013 |
.016 l .017 |
.024w l .028w |
.032w l .042w |
.042w l .050w |
3 | クラシックギター |
Normal l Hard |
.025 l .028 |
.032 l .034 |
.040 l .041 |
.028w l .030w |
.035w l .036w |
.040w l .043w |
4 |
ウクレレ ソプラノ Nylon |
Normal |
.025 .026 |
.031 .032 |
.036 .037 |
.029 .028w |
||
5 | ソプラノ Nylgut |
Normal |
.024 | .031 | .037 |
.027 .028w |
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6 | コンサート Nylon |
Normal |
.024 | .031 | .037 | .028w | ||
7 | コンサート Nylgut | Normal | .024 | .031 | .037 | .027w |
通常、弦のゲージが太いもの、すなわち、Hard ゲージになるにつれて、弦のテンション (張力) は、大きなものになります。 しかし、 MTS において、ストリングピローでの補正量の値は、Hard ゲージになるにつれて、少ない値で良い・・・という、解析結果が得られています。 これは、ストリングピローを使わない、通常のギターの場合でも、Hard ゲージ弦を張ったほうが、ピッチの狂いが少ないのと同じ理由です。 従って、Hard ゲージ弦を張った場合でも、ストリングピローの使用には、特段の問題はありません。
ソプラノウクレレの場合、第4弦は プレーン弦、巻線弦 いずれも使用可能です。
ストリングピロー S.O.S は、どんな楽器に効果が大きいでしょうか・・・
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このグラフについて、詳しい説明は省略させていただきます。 ストリングピローというのは、これらの数値に対応して、弦長を補正する寸法が決められているのです。 |
Ke という 「ピッチの狂い易さ」 を示す数値を導入してギターチューニングシステムを完成させたものが MTS なのです。 |
Short Scale, Mini-Scale のギターには、絶対必要・・・
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ストリングピローは、レギュラーサイズのギターやウクレレ用として作られています。 レギュラーサイズとは、ギターの場合、スケールレングス 650mm前後、ソプラノウクレレの場合、340-350mm、コンサートウクレレの場合、430mm程度のスケールレングスのものです。 それに対して、ギターの場合、スケールレングスが 580-630mm程度の ショートスケールギター、また、スケールレングスが 530mm程度の ミニスケールギター などがあります。 ショートスケールギターや、ミニスケールギターを、通常のチューニングした場合、ピッチの狂いがとても大きいことは、誰でも承知していることと思います。 同じ弦を使っているのに、何故そうなってしまうのでしょうか。 短いスケールに弦を張ると、弦のテンション (張力) は小さくする必要があります。 すると、同じ弦であっても使用条件が変わりますので、上で示した Ke という 「ピッチの狂い易さ」 を示す数値が大きくなってしまいます。 ですから、ピッチの狂いが大きくなってしまうのです。 このような時にも、ストリングピローを使うと、ピッチの狂いかたは、大幅に低減出来ます。
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ショートスケールギターや、ミニスケールギターで、 MTS を完璧な状態にセットアップするには、ストリングピローでの補正量の値は、レギュラーサイズ用の補正量より、少し大きな値とする必要はあるのですが、ショートスケールギターや、ミニスケールギターに、レギュラーサイズ用のストリングピローを使っても、何ら問題はありませんので、安心してお使いください。 何もしない状態よりは、遥かに改善されます。 サドルの調整なども行えば、更に完璧な状態に近づきます。
ストリングピローは、ショートスケールギター や ミニスケールギター にこそ、効果がある・・・と云っても、過言ではありません。
ユーザー事例集でご紹介しているような、ショートスケールギターや、ミニスケールギターで、 MTS を完璧な状態にインストールしたい場合は、カスタムインストールをご用命下さい。 |
ストリングピローは、変則チューニングにも、効果絶大・・・
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ギターは、通常このような E-A-D-G-B-E のレギュラーチューニングされますが、D-G-D-G-B-D の、いわゆる、オープンチューニングを含めて、各弦のチューニングを変えた、変則チューニングでの演奏もあります。 変則チューニングは、レギュラーチューニングのピッチより、半音か1音、チューニングピッチを下げるものが殆どです。 チューニングピッチを下げる・・・ということは、弦のテンション (張力)
を下げることですので、その結果、弦を押さえた時のピッチの狂い方は、レギュラーチューニングの場合より、ずっと大きなものになってしまいます。 これは、変則チューニングで演奏される方であれば、誰でも悩みの種になっていることと思います。 |
変則チューニングで弦の張力を下げた場合でも、レギュラーチューニングの時より弦の張力は下がってしまっていますので、本来、 MTS を完璧な状態にセットアップするには、ストリングピローでの補正量の値は、レギュラーチューニングの補正量より、少し大きな値とする必要はあるのですが、ストリングピローをその都度変えることなど出来ませんので、レギュラーサイズギターと同じストリングピローをそのまま使います。
ユーザー事例集でご紹介しているように、レギュラーサイズギターに最適な状態にインストールした MTS ギターを、変則チューニングに変えた場合、そのピッチ 誤差の変化は、1-3 セント程度と僅かしかありませんので、全く問題にはなりません。 むしろ、変則チューニングでピッチの狂い方が大きくなってしまっている状態を、ストリングピローが直して呉れるわけですので、ストリングピローは変則チューニングにこそ、効果がある・・・と云っても、過言ではありません。 クラシックギター、エレキギターの場合にも効果はあります。 |
カポ を使う時は、効果ない・・・ ???
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そんなことはありません。 カポタストは、弦を指で押さえておく代わりに、全弦を一緒に押さえておくパーツです。従って、指で押さえた時のピッチが正確になれば、カポタストを使って弦を押さえておいても、押さえられたフレットのピッチの狂い方は同じです。 ですから、ストリングピローをインストールし、ピッチ精度が良くなった状態では、カポタストを付け、その取り付け位置を変えた場合、その都度、チューニングを再調節する必要は、今よりずっと少なくなります。 しかし、通常の演奏の場合も同じことが言えますが、指で弦を強く押し付け過ぎれば、ピッチは僅かに上がってしまいます。 それと同じことは、カポタストを付けた場合にも言えます。 |
カポタストの締め付けを強くすれば、その分、弦は余計に押されますので、ピッチは僅かに上がってしまいます。 さらに、カポタストをフレットの直ぐ脇で強く締め付けた場合には、その程度は大きくなります。 これは、カポタストを付けたことによって起こる普通の現象です。 ストリングピローを使用した状態で、カポタストを使っても、ピッチ精度は維持されますので、安心してお使いください。 更に、HOSCO が発売している SHUBB Capo を使えば、完璧でしょう。 こちらをご覧ください。 |
ストリングピローを付けると、音色が変わる・・・???
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ストリングピローは、Martin の ナット・サドルの材料である Micarta と云う材料で作られています。(S.O.S は ベークライト製) これらの材料は、プラスチック材ですが、とても硬い材料です。 従って、ストリングピローがフィンガーボードにピタッと密着して取り付けられていれば、その材料の違いなどによっての音色の変化は、殆どないと考えております。 ストリングピローをインストールしたとき、音色が変化した・・・と思われる場合は、ストリングピローとフィンガーボードの密着性に問題があると思われます。 この図のように、ナットの弦溝が深ければ、弦の張力でストリングピローは確実にフィンガーボードに押し付けられますが、弦溝が浅く、ストリングピローの上面全体に弦が載らないような場合は、ストリングピローへの押し付け力が減ってしまい、音色がぼけたものになる可能性はあります。 また、ストリングピローでは、フィンガーボードのアールに倣って密着が確実になるように、ストリングピロー自体にも僅かなアールを付けてあります。 S.O.S の場合は、そのアールがありませんが、もし、6弦や1弦がフィンガーボードから浮き上がっているような状況では、やはり、音色がぼけたものになる可能性はあります。 その場合は、洋服のしわ伸ばしに使うアイロンを、「中」程度 で熱して、S.O.S の底をアイロンに載せ、暫く熱してからギターにセットすれば、フィンガーボードとの密着性 が改善されます。 無理に曲げると折れてしまいますので、注意が必要です。 |
さらに、ストリングピロー (S.O.S) の上面には、弦が滑らかにナット側に導かれるように、僅かな傾斜が付けられています。 ストリングピローが正しく取り付けられていれば、音色の変化などは全くないと思いますので、安心してお使いください。 |
弦のテンションを下げる と言うが、ギターの鳴りは変わらないのか・・・???
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ストリングピローをインストールしたとき、「開放弦のピッチは僅かに下げ、ストリングピローで弦長を短くして、開放弦のピッチを正しくする・・・」と云うことになっていますが、開放弦のピッチを僅かに下げた程度では、ギターの鳴りに影響するようなテンション変化は、全くありません。 ご安心ください。 その例を示します。 この図は、レギュラーサイズのアコースティックギターに、代表的な Light ゲージの弦を張ったときの、各弦の張力を示しています。 最もテンションの大きい 第3弦のテンションは 13.88 Kg です。 ストリングピローをインストールした場合、第3弦の弦長は 約0.8mm 短くなりますが、その時の 第3弦のテンションは 13.81 Kg です。 この程度の僅かなテンションの差で、ギターの鳴りが変わることは、絶対にありません。 安心してストリングピローをお使いになって下さい。 |
ちなみに、比較として、前に説明しました、オープンチューニングで、第6弦を E から D に下げた場合を見てみましょう。 E の時のテンションは 11.38 Kg ですが、D に下げると 9.03 Kg と、20%以上小さくなります。 この程度テンションの差があっても、ギターの鳴りが変わった・・・ということはないと思います。 |
クラシックギターには、色々な弦があるが、どれも使える・・・???
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クラシックギター用のストリングピローは、基本的には、1,2,3弦はナイロンプレーン弦、4,5,6弦はナイロン巻線弦用に設計されています。 ここに示すように、クラシックギター用としても、さまざまなメーカーから、色々な種類の弦が発売されています。 基本的には、4,5,6弦はナイロン巻線弦で、1,2,3弦がナイルガットや、カーボン弦、あるいは、3弦のみケブラー弦など、材料が変わっています。 これらは、ナイロン材料より重い材料を使い、弦のテンションを上げることによって、音色の改善と、弦をフレットに押さえた時のピッチの狂い方を低減させる目的で作られた弦と思います。 |
このような弦を使用したギターでも、クラシックギター用のストリングピローは、簡易的には使用できますが、それらの弦のオクターブのピッチが フラット傾向にあるギターの場合は、ストリングピロー の使用はお勧めできません。 ますます、フラット傾向が助長される結果となります。 |
Electric Arch Top にも使える・・・???
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アコースティックギター用のストリングピローは、Flat Wound 弦のエレアコにも、基本的には使用できます。 この場合、ギターはエレキギターですが、ストリングピローは、アコースティックギター用をお使いください。 ただし、スケールレングスが短いショートスケールギターの場合は、ストリングピローの補正値は、やや不足気味となりますので、ショートスケールギターのとこ ろでご説明したような状況と、全く同じとなります。 ショートスケールギターで、 MTS を完璧な状態にインストールしたい場合は、カスタムインストールをご用命下さい。 |
エレキ用は、Locking Nut にも使える・・・???
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エレキギター用のストリングピローは、このような Locking Nut のギターでも、弦の仕様が、前に説明した範囲であれば、補正値は基本的には同じですので、使用可能です。 ただし、Locking Nut のエレキギターの場合、フレットの高さや、第1フレットの弦高などが、前に述べた仕様の範囲にない場合もありますので、ストリングピローの使用に当たっては、寸法を良く確認してください。 MTS を完璧な状態にインストールしたい場合は、カスタムインストールをご用命下さい。 |
チューニングに、特別なチューナーは必要でしょうか・・・???
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特別なチューナーは、一切必要ありません。 ギターチューニングシステムの中には、各弦のピッチを僅かにシフトさせた特別なチューニングを必要とするものがあります。 そのチューニングを行うために、専用のチューナーも発売されています。 しかし、ストリングピローを使った、 MTS の場合、全ての弦は、開放弦を正しいピッチに合わせるものですので、特別なチューナーは全く必要ありません。 今、貴方がお持ちの、ごく普通のチューナーで、開放弦をチューニングすれば、それでOKです。 |
MTS カスタムインストール とは・・・???
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MTS の カスタムインストールとは、インストール工房 によって、貴方のギター1本毎に、全てのフレットポジションで最適なイントネーションの状態になるように、全てのパーツを最適にセットアップするインストールサービスです。 ナット部での弦長の補正値やサドルでのオクターブ調整に必要な弦長の補正値などは、使用している弦の種類・ゲージ、スケールレングス、弦高などの値に従って、コンピューターシミュレーションにより予め計算され、インストールするためのパーツが製作されます。 インストール後のピッチの狂いは、1セント単位まで正確に計測できるチューナーで計測され、最終的なアジャストが行われます。 ですから、貴方のギターのイントネーションは、完璧なピッチ精度のギター へ変貌します。 ナットの補正は、通常は最適な寸法で作られる ストリングピローが使われます。 ご要望に従って、パーマネントインストールの場合は、牛骨(ボーン)やMicarta あるいは、潤滑性の良いスリップストーン(Delrin (R)) などの素材を削って作られる、一体のオフセットナットを仕込むことが可能です。 インストール事例は、ユーザー事例集 をご覧ください。 |
MTS インストール工房 Waltz Guitar Studio 紹介
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MTS の インストール工房 をご紹介します。
エレキギターの製作・リペァ などを行っている、 MTS ホームページはこちらです。
カスタムインストールだけでなく、 MTS インストールの、オリジナルカスタムメイドギター "youth" も製作しています。 "youth" ・・・爽やかなピッチのギターですね。 |
気になる 他のギターチューニングシステムとの違いは・・・???
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ギターチューニングシステムとしては、アメリカ発の BFTS Buzz Feiten Tuning System があります。 これには、ストリングピローを使ったインストール方法はありませんが、公表されているデータから、ナットの補正値をストリングピローで作った・・・としたら、どのようになるか・・・それがこの写真です。 BFTS には、弦毎にナット補正の値を変える・・・というコンセプトがありませんので、このようになると考えられます。(エレキギターの場合も、ほぼ同等の値です) MTS との比較は、皆様のご判断にお任せ致します。
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MTS
ギター・ウクレレを
自分で作ることは 出来る・・・???
MTS インストールのギターを、ご自分で作ることは、可能です。
ご自分の宝の1本 をお作り頂けるものと考えております。 各種ギター・ウクレレ製作キットは、下記のページで紹介しています。
アコースティック
Triple-O Guitar
エレキ
クラシックギター
ウクレレ
ウクレレこちらです こちらです こちらです こちらです こちらです こちらです
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(C) Copyright このページで掲載しているデータの無断転載 ・公開等はお断りします。
このページに掲載したギターは、 MTS の搭載事例を示したもので、ギターの音程の狂いとは直接の関係はありません。
★Minehara Super Tune System TM ミネハラ スーパーチューンシステム TM のインストール工房 を開きたい方。
基本の動作原理の習得、インストール方法など、技術指導いたします。
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工房ミネハラ
Mineo Harada
2021/2/11
Updated:2020/4/7
First Updated:2010/2/2