MTS は、 このような背景から誕生しました
貴方のギターに究極の音律をお届けするために・・・
長い間にわたって、ギター製作家やギターメーカーの技術陣達は、弦をフレットに押さえつけることによって起こる音程の狂いを、如何に最小限にとどめるか・・・、と言う難問課題に真剣に取り組んできました。 その結果は、今のギターの各所に色々な形となって組み込まれて
いて、一見、完成したように思われています。
古くからあるクラシックギターに於いては、昔は羊の腸から作られたガット弦が使用され、弦をフレットに押さえつけることによって起こる音程の狂いは非常に小さいものでした。 しかし、今では、クラシックギターと言えば、殆どがナイロン弦が使用され、特に太い第2、3弦は、美しいハーモニーを求めるには、その音程の狂いは無視できない値になっています。 これを、少しでも改善することを狙って、
第3弦のサドルのみでも、弦長を補正して音程の狂いを低減させる工夫を施したクラシックギター
や、弦メーカーも音程の狂いの少ない弦の開発に注力しています。 弦が耐久性の良い、安価なナイロン弦に変わっても、ギターの構造がそのままのために、クラシックギターに於いても音程の狂いの悩みは依然として残ったままです。
ガット弦の 素晴らしさは、こちらで紹介しています。
一方、スチール弦を使用するアコースティックギターに於いては、ナットやブリッジのサドルの高さを極力低くして弦を押さえる力を少なくするすなどは最も初歩的なものですが、
サドルを大きく傾けて取り付けたもの。
(ご覧下さい) (注)
サドルを傾け過ぎると、♭になってしまうポジションがあります。
こちらをご覧下さい。
2分割したサドルを用いるなど、低音の弦の長さを長くし、その音程の上がり過ぎを抑える工夫をして来ています。 さらに、弦毎に、開放弦の長さを微調整するために、サドルの弦の載る部分を僅かに削って、弦長を微調整して
います。
このような、細かな細工を施されたアコースティックギターに於いても、通常、低音弦のナットに近いフレットでは、正規の音程に対して、15セント
近く( CENT : 1 CENT は半音の1/100 )、或いは、20-30セント程度も音程が上がってしまうものもあります。
ナットに近いフレットでの音程の上がり過ぎを抑えるために、サドルの弦の載る位置を第12フレットから大きく遠ざけているギター(サドルを大きく傾けて取り付けたものなど) も有りますが、その場合は、ナットに近いフレットでの音程の上がり過ぎは少なくなる反面、中間のフレット位置で逆に音程が♭に下がってしまう現象が起こります。
ギターの弦がガット弦からナイロン弦へ、更に剛性の大きい鋼鉄のスチール弦へと変遷する過程で、ギターの音律が正しい平均律から狂ってしまった問題は益々大きくなって行きました。
このような問題を簡単に少しでも改善する方法としては、エレキギターやエレキベース、或いは、アコースティックギターでもアーチトップギターと言う
胴の膨らんだギターに於いては、一本一本の弦の弦長を微調整するための金属製のブリッジサドルが既に使われています。
しかしながら、通常のアコースティックギターやクラシックギターには、これと思われる有効な解決方法が無かったのが現状です。
前述の、サドルの位置や形状を変えて正しい音程を作りだそう・・・と言う様々な試みは効果を発揮し、それなりの完成度に至っていますが、さらに、より良い技術を求めたチャレンジ
これが、 ミネハラ
スーパーチューンシステム
TM です。
6本あるギター弦は、弦の太さ(ゲージ)が違っているために、同じフレットポジションを押さえた場合でも、弦毎に音程の上がり方に若干の違いが生じます。 さらに、6本の弦の中に、開放弦が含まれる場合、押さえられた弦の音程は、開放弦の音程と大きくずれてしまいます。 その結果、コード音の濁り・・・、ハイポジション
での音程 のずれ・・・、バス進行音の上ずり・・・ など、不自然な音が含まれてしまいます。
もし、それらの音が正しい音程になった時、貴方は新たな驚きを体験される筈です。 「もともと、ギターと言う楽器は、正確な音程の音を出せる楽器だったのだ
・・」 と・・・。
弦楽器の工房ミネハラ では、楽器は、正確な音程で弾いていただきたい・・・の信念に基づいて、通常のアコースティックギターやクラシックギターにも簡単に
インストールできる音律補正システムを研究して来ました。 ここにご紹介する、 ミネハラ
スーパーチューンシステム
TM (特許出願済み) は、貴方の今お使いのギターに何ら特別の加工の手を加えること無く
インストールできます。 ミネハラ
スーパーチューンシステム
は、原則的に、どのメーカーのアコースティックギターやクラシックギターにもインストール可能です。
勿論、エレキギター、エレキベース 他 ウクレレ、マンドリン など フレット楽器全てに有効です。
通常、プロフェショナルなプレーヤーは、ギターの音程のずれをカバーするのに、自分流の独自のチューニング法を編み出して、より綺麗な音を出す工夫をされています。 しかし、この ミネハラ
スーパーチューンシステム
を使ったギターのチューニングには、専用のチューナーや特定の弦のみ微妙に僅かにピッチを変えるような特別のチューニング方法は一切必要有りません。 ミネハラ
スーパーチューンシステム
は、ギターと言うフレット楽器を、あくまでも、平均律の音律に限りなく近づけることを考えて開発
しましたので、通常のギターチューナーで開放弦を正確に合わせれば、どのフレットポジションに於いても正確な平均律の音律が得られます。
多様な、かつ自由なコード進行に対応するためには、ギターも完全な平均律の音律でなければならないからです。 ピアノなどの鍵盤楽器も平均律の音律で調弦されていますので、調性に関係なく自由な演奏が出来ます。
ミネハラ
スーパーチューンシステム
は、弦をフレットに押さえた時に、弦の張力変化によって引き起こされる音程の狂いを最小限に抑えて、どのフレットポジションでも正確な音程の音を得る事が出来る、全く新しいコンセプトの音律補正システムで、ギターのみならず、殆どのフレット楽器に応用できる画期的なシステムです。
プロフェッショナルニーズ にもお応え出来る、 ミネハラ
スーパーチューンシス テム
是非お試し頂ければ幸いです。
この一歩、踏みだすか、留まるかは、あなた次第です。 しかし、
そのギターを弾いた瞬間、もう後には戻れない と、きっと感じられると思います。
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